H.29 (わ) 第304号 公然猥褻事件-H29.05.24傍聴

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傍聴者:◆Ll55qkuO.1Fk

管轄裁判所:K地方裁判所
傍聴した日:H29.05.24
刑事or民事:刑事
事件番号:H.29 (わ) 第304号
事件名:公然猥褻事件
新件or審理or判決:新件
<備考>
次回公判期日:H29.06.07
次回公判内容:判決
<感想>
腰縄を付けられた被告と、見た目60歳中頃に見える弁護士が被告人席後方の扉から入ってくる。
検事席に男性検事が座り、書記官と裁判官が入廷し、全員起立で裁判官に一礼して着席。

先ず、事件概要が説明される。
入って来た被告人は、結構若い見た目、20歳ぐらいか?
被告がこの歳で弁護士が60中頃って事は、弁護士は国選だろうかとか考えながら傍聴。

先ず、事件概要が述べられる。
事件概要を述べていたのは裁判官だったかな、その辺りうろ覚え。

事件概要は

  • 市内の路上で〇月×日の夕方頃、9歳の女児が被告に陰部を見せつけられた
  • 女児は悲鳴を上げ、被告は逃走
  • その事件が起こる2カ月程前から事件現場近所で類似案件が数件発生しており被害女児の年齢はそれぞれ8歳~11歳

被告の逮捕理由は、9歳女児に路上で陰部を見せつけた件で、女児の保護者が被害届を出したため。
見せつけた2週間程後に被告は逮捕された、というのが事件概要。
被告の住所、本籍地等が読み上げられ、間違いがないかどうかが確認される。
被告、大学3年生・・・という事は20歳~21歳か?

先ず、被告側の弁論が被告側の弁護人より行われる。
被告人の生い立ちに絡める形。
家族構成:父・母・被告人・弟の四人家族。
ただ、5年程前より被告は近所の祖母宅に預けられ、祖母宅で祖母・被告人・従弟の三人で暮らしていた。
祖母宅に預けられた理由は

  • 被告人の弟に軽度の発達障害が有り、父・母は弟の面倒を見るのに時間を取られ被告の面倒を見る時間が余り無かったため。
  • 高校に入ってから、被告は父・母と会話しなくなり冷え切った家庭環境にいたため。

上記の理由から、母が別々に暮らした方が良いと判断し祖母宅に預けた。
なお、被告には2年前に知り合った彼女が居て、彼女は夜行バスで一晩の距離に住んでいるとの事。
被告逮捕後、今回の公判までに面会に来たのは
母が数回と、祖母宅で同居していた従弟の父(叔父)が1回と、彼女が1回。
弁護士「被告人に問います、彼女とはSEXは経験済みですか?」
被告「はい」
弁護士「この様に、被告は性経験も有り、現在は健全な性環境に居ると考えられます」
そういった家庭環境の中で、被告は「電車の中で男性が女性に陰部を見せたりするAV」に興味を持ち、女性に陰部を見せる事に性的興奮を覚える自分の性癖に気付いた。
夕方頃に近所を出歩いては、人目に付かない所で女児に陰部を見せて反応を楽しむという行為を繰り返し、被害者は8歳~11歳の女児が数名。
〇月×日に9歳の女児に陰部を見せた所、悲鳴を上げて大声で泣きだされたため逃走、その後、逮捕されるまでの2週間はおとなしくしていたという旨が被告人側弁護士より説明される。

ここから、検察側の口頭弁論。
「弁護側は被告は彼女もいて、彼女とSEX経験もあるそうですが、それでもこんな事件を起こしたんですよね?」・・・と先ず、詰め寄る。
「それが、果たして健全な性環境と言えるのか?」
検察側から被告人に対し、彼女とこれまで何回ぐらいSEXしたかや、最後にしたのはいつか等の質問が行わる。
猥褻事件での逮捕だとこういう所まで検察と弁護と裁判官の前で赤裸々にしなければならなくなるんだな。
最後にSEXしたのは女児に陰部を見せる行動を始めるよりも前。
2年間の交際で3~4回彼女とSEXしたとの事。
更に詰める検察側。
「彼女との性交渉がご無沙汰になり欲求を満たす為に被告はこういう行動に出たとも考えられます」
「次に、本件(裁判)の事案となっている9歳女児以外にも被告には先述の様に3~4件余罪があり、それぞれ被害を受けたのは、8歳・8歳・11歳の女子児童となっており被害を受けた女子児童に与えた精神的な苦痛は多大な物であると考えられます」
「更に、押収した被告のスマフォには、電車の中で女性の体に障ったり、男性が自身の陰部を女性に触らせたりする動画が数本有りました」
「更に、押収したスマフォの中に、女性の陰部を写した写真が有りました」
この後、被告に質問が行われた際に、スマフォ内にある女性の陰部を写した写真は、被告が彼女と性行為を行った際に写した、彼女の陰部と証言される。
被告の更生の可能性に関しての弁論に移る。
被告の更生の可能性に関して、被告の母親が証人として証言台に立つ。

被告の母親

  • 祖母の所には置いておけないので実家に戻す。
  • 被告とちゃんと親子のコミュニケーションをとって更生を考えたい。

尚、先述の様に、一度被告人の彼女が面会に来たが、彼女とは別れ話になったらしい。
ただ、別れるかどうかはそこでは話がつかなかった模様。

検察側より被告に
押収したスマフォの中にある

  • 電車の中で女性の体に障ったり、男性が自身の陰部を女性に触らせたりする動画。(被告証言によるとAVをスマフォに落して、スマフォで観ていたとの事)
  • 女性の陰部を写した写真。

に関しては、返却時に削除させてもらいますがよろしいですか?
という旨の確認が為され

検察側:求刑6カ月を請求
弁護側:請求の棄却を求める
という所まで1回の公判で審理が進み、次回に判決を言い渡す形で公判終了。